沖縄の観光事業者100サイト
多言語・予約導線調査
【2026年版】
沖縄県内の宿泊施設、マリン・体験、 観光施設、ツアー、レンタカー・観光交通の 公式Webサイト100件を独自調査。 外国語ページがあるかだけではなく、 「外国語のまま予約へ進めるか」まで確認しました。
多言語化は進んでいる。 ただし「予約までつながるか」に差がある
今回調査した100サイトのうち、 88サイトで 何らかの外国語ページまたはサイト内の言語切替を確認しました。
英語は 85サイト、 繁体字中国語は25サイト、 簡体字中国語は22サイト、 韓国語は25サイトで確認しています。
また、 82サイトで オンライン予約またはWeb上の予約導線を確認できました。
一方で、 外国語ページから予約へ進んだ際に、 外国語のまま予約手続きを進められることを確認できたのは43サイト でした。
「英語ページを作る」ことと 「外国人旅行者が予約できる」ことは、 分けて確認した方がよいことが今回の調査から分かります。
沖縄県内100の観光事業者サイトを同じ基準で確認
単に検索結果を数えるのではなく、 各事業者の公式Webサイトを確認し、 多言語ページと予約導線を個別に調べました。
公式サイトを確認
OTA、SNS、Googleマップだけではなく、 事業者が運営する公式Webサイトを対象としました。
自動翻訳は含めない
専用外国語ページまたは サイト内の言語切替を確認できた場合に 多言語対応として記録しました。
予約ボタンを追跡
予約がある場合は公式サイトから 予約ページへ実際に移動し、 最初の予約画面まで確認しました。
言語継続を別判定
外国語ページがあっても、 予約先が日本語のみなら 「外国語予約継続」とはしていません。
重複を再点検
同一事業者の別ページなど8件を除外し、 別の公式サイトへ差し替えて再集計しました。
有意抽出
無作為抽出ではありません。 本島・宮古・八重山を含むよう カテゴリ別に対象を選んでいます。
本調査は任意の100サイトを対象とした抽出です。 「沖縄の観光事業者全体の88%が多言語対応している」 という意味ではありません。
外国人観光客は年間約294万人
多言語対応を考える背景として、 まず現在の沖縄観光市場を確認します。
沖縄県によると、 2025年度の入域観光客は10,935,300人。 外国人観光客は2,940,900人で、 前年度より28.3%増加しました。 台湾・韓国市場は同年度に過去最多を記録しています。
100サイトの主要調査結果
最も多かったのは英語対応です。 一方、予約まで外国語を維持できることを確認できたサイトは 100サイト中43サイトでした。
100サイトで確認できた項目
英語85%、中国語・韓国語は2〜3割
外国語ページまたはサイト内の言語切替を 実際に確認できたサイトを言語別に集計しました。
言語別|確認できたサイト数
今回の100サイトでは英語は85サイトで確認できましたが、 繁体字中国語・韓国語は25サイト、 簡体字中国語は22サイトでした。 実際の利用者構成や予約データを見ながら、 必要な言語を選ぶことが重要です。
多言語ページの先で予約導線が途切れるケースも
今回の調査で特に確認したかったのが、 サイトを翻訳して終わりではなく そのまま予約へ進めるかという点です。
多言語対応を確認した88サイトのうち45サイトでは、 今回の確認範囲で 外国語のまま予約へ進むことを確認できませんでした。
オンライン予約を確認した82サイトのうち39サイトでは、 外国語予約の継続を確認できませんでした。
英語ページ → 料金 → BOOK NOW → 日付選択 → プラン → 利用条件 → 入力フォーム まで、 利用者が理解できる状態を維持できるか確認する必要があります。
予約方法の内訳|100サイト
業種別に見ると予約導線の差が大きい
5カテゴリを同じ項目で比較しました。 ただし、観光施設には予約不要型も含まれるため、 単純な優劣ではなく業態の違いも踏まえて確認してください。
| カテゴリ | 対象 | 多言語確認 | 英語 | オンライン予約 | 外国語予約継続 | 価格確認 | キャンセル条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 宿泊 | 30 | 29 96.7% |
29 96.7% |
29 96.7% |
13 43.3% |
5 16.7% |
2 6.7% |
| マリン・体験 | 25 | 24 96.0% |
24 96.0% |
21 84.0% |
18 72.0% |
11 44.0% |
4 16.0% |
| 観光施設 | 20 | 15 75.0% |
15 75.0% |
8 40.0% |
1 5.0% |
9 45.0% |
1 5.0% |
| ツアー・旅行サービス | 15 | 10 66.7% |
10 66.7% |
14 93.3% |
10 66.7% |
6 40.0% |
2 13.3% |
| レンタカー・観光交通 | 10 | 10 100% |
7 70.0% |
10 100% |
1 10.0% |
4 40.0% |
3 30.0% |
宿泊は多言語化が進んでいる
30施設中29施設で 多言語ページ等とオンライン予約を確認。 一方、外国語予約継続は13施設でした。
マリン・体験は予約継続72%
25サイト中18サイトで 外国語のまま予約導線へ進めることを確認し、 今回の5カテゴリでは最も高い結果でした。
観光施設は予約不要型もある
オンライン予約確認は20施設中8施設。 当日券など予約を必要としない施設も含むため、 低い数字だけでサイト品質は判断できません。
ツアーは予約導線が重要
15サイト中14サイトでオンライン予約、 10サイトで外国語予約継続を確認しました。
オンライン予約100%でも言語継続は10%
10サイトすべてでオンライン予約を確認した一方、 外国語のまま予約へ進むことを確認できたのは1サイトでした。
業種の性質も一緒に見る
宿泊予約、入場施設、レンタカーでは 必要な予約フローが異なります。 カテゴリ間の単純な順位として扱わないことが重要です。
実際に確認したサイトの例
以下はランキングではありません。 多言語化や予約導線の異なるパターンを示すための事例です。
| サイト | カテゴリ | 今回確認した特徴 |
|---|---|---|
| Halekulani Okinawa | 宿泊 | 英語・繁体字・簡体字・韓国語を確認。 外国語予約継続と価格表示も確認。 |
| HOSHINOYA 竹富島 | 宿泊 | 今回の確認では専用外国語ページを確認できなかった一方、 オンライン予約と価格表示を確認。 |
| ARUGUIDE OKINAWA | マリン・体験 | 英語・繁体字を確認。 英語予約フォームとキャンセル条件まで確認。 |
| Marine Club Nagi | マリン・体験 | 英語・繁体字・簡体字・韓国語を確認。 今回の確認ではオンライン予約継続は確認できず。 |
| MONKEY NAVY | マリン・体験 | 英語ページから英語予約ページへ接続。 価格とキャンセル条件も確認。 |
| 沖縄美ら海水族館 | 観光施設 | 複数外国語と料金情報を確認。 予約導線は施設特性も踏まえて別途評価。 |
| うんこミュージアム OKINAWA | 観光施設 | 英語・簡体字を確認。 チケット購入、価格、キャンセル条件への導線も確認。 |
| English Miyako Tours | ツアー | 英語で内容・価格・キャンセル条件を確認でき、 英語のまま問い合わせ・予約へ進める構成。 |
| Budget Rent a Car | レンタカー | 英語・繁体字・韓国語ページを確認し、 外国語の予約入力画面まで確認。 |
| OTS Rent-a-car | レンタカー | 英語サイト、価格、英語のキャンセル案内を確認。 予約全体の言語継続は今回の範囲では確認できず。 |
※掲載順に優劣の意味はありません。 サイト内容・予約システムは今後変更される可能性があります。
沖縄の観光サイトで確認したい12項目
多言語ページを作るだけでなく、 外国人旅行者が「理解して予約する」ところまで確認します。
- サイトを開いた直後にサービス内容が分かる
- スマホでも言語切替を見つけやすい
- 英語ページに料金・営業時間が掲載されている
- 必要に応じて繁体字・簡体字・韓国語も検討している
- アクセスを土地勘のない旅行者でも理解できる
- 外国語ページにも予約ボタンがある
- 予約ページへ移っても言語が維持される
- 日時・人数・プランを外国語で選択できる
- 料金や追加料金を予約前に確認できる
- キャンセル条件を予約前に確認できる
- 予約完了後の連絡方法が分かる
- 台風・欠航・臨時休業などを更新できる
まずはサービス内容、 料金、営業時間、アクセス、 利用条件、予約、キャンセル規定など、 旅行者の判断と予約に直接関わる情報から 優先して外国語化する方法があります。
多言語化と同時にスマホ導線も確認する
観光サイトは旅行前だけでなく、 沖縄へ到着した後にもスマートフォンから利用されます。
JNTOも訪日旅行者向けサイトについて、 外国人旅行者の目線、 日本の地理に詳しくない人にも分かる情報、 そして スマートフォン閲覧を優先したページ設計 を重視しています。
JNTOのWebサイトでは スマートフォンからのアクセスが7割を超えるとされています。
- 最初の画面にサービス内容と予約入口がある
- 電話番号だけでなくWeb予約へ進める
- 日付選択や人数入力を指で操作しやすい
- 予約画面で横スクロールが発生しない
- 料金が小さすぎず読みやすい
- 地図・アクセスへすぐ移動できる
調査方法・公的データ・出典
独自調査部分は2026年10月2日に 各事業者の公開公式Webサイトを確認しています。 沖縄観光市場に関する背景データには、 沖縄県・JNTOの公表資料を利用しています。
沖縄県「令和7年度 入域観光客統計概況(確定版)」
2025年度の入域観光客10,935,300人、 国内客7,994,400人、 外国人客2,940,900人などを参照。 台湾・韓国市場が過去最多となったことも確認しました。
沖縄県「令和7年 宿泊施設実態調査」
2025年12月31日時点の 宿泊施設4,721軒、 客室65,031室、 収容人数194,229人を参照しています。
沖縄県「令和6年度 外国人観光客実態調査」
外国人観光客の利用内容やニーズを把握するため、 英語・韓国語・中国語の3言語で実施された調査を参照しています。
日本政府観光局(JNTO)
訪日外国人向け多言語Webサイトについて、 外国人旅行者目線、 分かりやすいアクセス情報、 スマートフォン優先設計の考え方を参照しています。
本調査を引用される方へ
本記事の独自集計データを紹介される場合は、 「はまちゃんねる 『沖縄の観光事業者100サイト 多言語・予約導線調査【2026年版】』」 と記事名をご紹介ください。
主要データ: 多言語ページ等88/100、 英語85/100、 オンライン予約82/100、 外国語予約継続43/100。
調査日:2026年10月2日
対象:沖縄県内の観光関連公式Webサイト100件
抽出方法:カテゴリ別の有意抽出
沖縄のWeb集客・ホームページ関連データ
沖縄の観光サイト・多言語対応でよくある質問
沖縄の観光サイトはどのくらい多言語対応していますか?
最も多かった外国語は何ですか?
外国語ページがあれば外国人でも予約できますか?
オンライン予約できるサイトは何サイトありましたか?
ホテルは多言語対応が進んでいますか?
英語だけ作れば十分ですか?
自動翻訳も多言語対応として数えていますか?
今回の100サイトは沖縄の観光事業者全体を代表していますか?
多言語ページを作った後の導線まで確認する
今回調査した沖縄の観光関連100サイトでは、 88サイトで多言語ページ等、 85サイトで英語ページを確認しました。
オンライン予約についても 82サイトで確認できています。
一方、 外国語の状態を維持したまま予約へ進めることを確認できたのは43サイト でした。
つまり、 多言語サイトを作るだけではなく、 料金、利用条件、予約ボタン、 予約システム、キャンセル条件まで 一つの導線として見る必要があります。
沖縄の観光サイトを見直す際は、 「英語ページがあるか」だけでなく、 実際に外国人旅行者の立場で予約画面まで進み、 途中で情報や言語が途切れていないかを確認してみてください。
観光サイト、
予約までつながっていますか?
多言語ページ、スマートフォン表示、 料金、アクセス、予約システム、 問い合わせ導線まで確認しながら、 観光客が検索から予約へ進めるWebサイトを考えます。
観光事業者向けWebサイトについて相談するWeb関連情報