LPワイドの設定と注意点を解説
「AFFINGER7 EXで画面いっぱいに背景色を広げたい」「LPワイドにしたら文章まで横に伸びてしまった」「普通の1カラムと何が違うの?」と迷っていませんか。
はまちゃんねるではAFFINGER7 EXを使用し、WordPressの記事・サイト制作を行っています。今回は、公式マニュアルで案内されているLPワイドの設定場所・ブロックの組み方・公開前に確認したい点を、図解とともに整理しました。
背景や写真は広く見せながら、本文は読みやすい幅に収める。この2つを分けると、LPらしいメリハリが生まれます。当サイトのメニュー(固定ページ)がまさにLPワイドで作成しています。
AFFINGER7 EXでは、各投稿・固定ページの「カラム変更」で「LP化(ワイド)する」を選び、背景を広げたい要素をグループブロックにまとめて「ワイドにする」を有効化するのが基本です。 全ページの1カラム・LPを一括ワイド化する設定もありますが、まずは対象の1ページだけで確認する方が安全です。
- ✓トップページのLPワイド化は、AFFINGER7通常版でも対応しています。
- ✓トップ以外の個別ページをLPワイド化する操作は、EX版の機能です。
- ✓背景の全幅表示と、文字・ボタンの読みやすい幅は別々に設計しましょう。
- ✓LP化ではヘッダー等の表示や余白が変わるため、公開前の確認が必須です。
通常の1カラム:コンテンツ幅が中心
LPワイド:背景の広がりを活かす
AFFINGER7 EXのLPワイドとは?1カラムとの違い
LPワイドは、1カラムやLPレイアウトをベースに、主にパソコンで背景や帯状のコンテンツを画面幅いっぱいに広げて見せるための機能です。一般的な記事本文の枠を広げるだけでなく、セクションごとに背景色を切り替えたサービス紹介ページなどに向いています。
サイドバーを外し、文章・写真・比較表を縦に読み進めやすいレイアウト。記事ごとの情報整理に向いています。
ファーストビュー、特徴紹介、実績、問い合わせなどを色の帯で分け、視覚的なメリハリを作れます。
ただし、ワイド化を有効にするだけでは、完成したLPデザインにはなりません。 横に伸びた本文をそのまま配置すると視線の移動が長くなり、かえって読みにくくなる可能性があります。
見出し・説明は中央幅の中
AFFINGER7通常版とEX版でLPワイドの違いは?
まず確認したいのは、「トップページをワイドにできるか」と「任意の個別ページをワイド化できるか」は別の話という点です。公式マニュアルでは、AFFINGER7以降、トップページのみのLPワイド化は通常版でも利用可能と案内されています。一方、個別の投稿・固定ページの「LP化(ワイド)する」はEX版向けです。
| 機能・設定 | AFFINGER7通常版 | AFFINGER7 EX |
|---|---|---|
| 通常の1カラム | 対応 | 対応 |
| トップページのLPワイド化 | 対応 | 対応 |
| 投稿・固定ページの個別LPワイド指定 | 専用機能は非搭載 | 対応 |
| 1カラム・LPをサイト全体でワイド化 | EX向けの一括設定は非搭載 | 対応(β) |
| 独自CSSによる横幅表現 | 作成可能(実装・調整が必要) | 作成可能 |
| カスタムHTMLでのカード・色分け | 対応 | 対応 |
つまり、通常版でもコードを使って横幅の広いデザインに近づけることはできます。ただし、それはEX版の「LP化(ワイド)する」レイアウト機能が通常版に含まれるという意味ではありません。目的がトップページだけなら、まず通常版で足りるか確認するとよいでしょう。
通常版とEX版の機能差を詳しく知りたい方は、私がまとめたAFFINGER7 EXと通常版の違いもご参考ください。
LPワイドの設定方法は3種類|どこを変更すべき?
EX版の公式案内には、ワイド化の適用範囲が異なる3つの方法があります。最初の制作では、ほかの記事を巻き込まないページごとの設定をおすすめします。
| 変更範囲 | 設定場所 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 全体 | テーマ管理 → 全体設定 → サイト全体のレイアウト一括設定 | 既存の1カラム・LPを横断してワイド化したい | 過去の対象ページにも影響 |
| トップページ | テーマ管理 → トップページ → トップページのレイアウト | サイトの入口だけワイド化 | トップ固有の表示を確認 |
| 個別投稿・固定ページ | 編集画面 → カラム変更 → LP化(ワイド)する | 1本のサービスLP、キャンペーンページ | ページ内の見せ方は別途調整 |
サイト全体の一括設定は既存ページへも反映される
「テーマ管理」→「全体設定」→「サイト全体のレイアウト一括設定」にある「LP・1カラム時を全てワイド化する(β)」を有効化すると、すでに公開している1カラム・LPも対象になります。公開済みページの余白や帯背景が変わる可能性があるため、変更前に対象ページを洗い出しておきましょう。
トップページだけ変更する場合
「テーマ管理」→「トップページ」→「トップページのレイアウト」でワイド化を選びます。トップページの本文に固定ページを使う場合は、作成した固定記事のIDをテーマ管理の「トップページに固定記事を挿入」で指定する方法も公式に案内されています。
AFFINGER7 EXで固定ページをLPワイドにする5ステップ
サービス紹介や問い合わせ獲得を目的とするページを例に、設定の順番を整理します。設定項目名は公式マニュアルの表記に沿っています。
WordPressの「固定ページ」から新規追加。公開ページとは分けて、まず下書きで内容と構成を準備します。
ページの設定領域にあるAFFINGER7の「カラム変更」を確認します。編集画面のレイアウトはテーマの更新やエディター設定で異なる場合があります。
EX版で案内される項目を選び、更新・プレビュー。まずこの段階でサイドバーやヘッダー周辺の表示を確かめます。
ヒーロー、サービスの特徴、実績、料金、CTAなどを役割ごとに分割。次の章の「ワイドにする」で背景の帯を整えます。
タイトル、カテゴリ、ナビゲーション、リンク先、文字幅、画像の横はみ出し、問い合わせ導線まで確認します。
グループブロックで全幅背景を作る方法|本文幅を保つのがコツ
ここがLPワイド制作の中心です。公式マニュアルでは、コンテンツをグループブロックに変換し、設定にある「ワイドにする」を適用する方法が案内されています。
背景色を変えたい範囲ごとにグループ化する
例えば、上から「ファーストビュー」「選ばれる理由」「制作実績」「料金」「問い合わせ」と分けてグループを作ります。背景を変えない部分まで一つの巨大なグループにすると、セクション間のメリハリをつけにくくなります。
同じ背景の帯に入れたいブロックをまとめます。
関連する内容を1つのグループとして整理します。
背景色が広がり、内側のコンテンツは指定幅で整理される仕組みです。
初期状態でグレーが付く場合は好みの色に変更。帯を隙間なくつなげたい部分は「ブロック下の余白」を0にします。
「ワイドにする」を押したのに色が変わらない場合
マニュアルでは、投稿の編集画面上では変化しなくても、公開側(フロント側)には反映される場合があると説明されています。エディターの表示だけで判定せず、必ずプレビューで確認しましょう。
全幅LPを見やすくするレイアウト実例|背景と文章幅を分ける
全幅化の目的は「何でも大きく見せる」ことではありません。訪問者が、何を提供しているページか理解し、必要な情報を読んで、次の行動に移れることが大切です。
例1:サービス紹介LPは5つの帯で組み立てる
サービスの特徴+相談ボタン
よくある悩みと解決策
制作実績・対応範囲
料金の考え方・不安の解消
無料相談への導線
例2:白背景と濃色背景の切り替えで読みやすさを作る
見出し・文章が続くところは白背景、重要な結論や特徴は淡い水色、最後のCTAは濃紺、と役割ごとに色を変えると整理しやすくなります。濃色背景の上には白文字を置き、文字が背景に埋もれないようにしましょう。
見せたい行動や結論に使う
情報を区切りながら補足する
長めの説明を落ち着いて読める
例3:大きい画像を使うなら、文字の配置まで考える
ヒーロー画像を画面幅に広げても、上に載せるキャッチコピーが読みにくければ意味がありません。画像の主役を避けて文字を置く、暗いオーバーレイを重ねる、スマホでは縦長の画像に差し替えるなど、視認性を優先してください。
LPワイドにしたときのヘッダー・記事タイトル・カテゴリ表示
LP化デザインは、通常の記事と異なりコンテンツ以外の一部要素が非表示になる特殊なレイアウトです。公式マニュアルも、目的によって表示崩れが起こり得ると注意しています。
トップページでヘッダーを表示したい場合
トップページのLPでは、headerエリアが通常非表示になると公式で説明されています。トップでヘッダーを残したいときは、テーマ管理のトップページ設定にある「LP時にヘッダー(headerエリア)を表示する」を確認してください。
記事タイトル・カテゴリは自動で消えるとは限らない
公式マニュアルでは、ワイド化後にタイトルやカテゴリを非表示にしたい場合、CSS等による調整が必要と案内されています。次は公式に掲載されているクラス名を使った例です。
.st-lp-wide .entry-title,
.st-lp-wide .st-catgroup {
display: none;
}
このCSSは、ワイドLPのタイトル・カテゴリを非表示にする例であり、すべてのサイトに推奨する設定ではありません。対象を絞らず適用すると、ほかのLPワイドページのタイトルまで消える場合があります。特定ページにだけ適用したいときは、WordPressが付ける個別ページのbodyクラスなどと組み合わせて範囲を限定してください。
SEO面では、画面上の見出しを隠すかどうかと、検索結果向けのタイトル・ページの意味構造をどう整えるかは別問題です。表示だけでなく、H1の位置、見出しの順番、パンくず、内部リンクも確認しましょう。
LPワイドで表示が崩れるときの原因と対処法
横幅を大きく扱うページは、見出しや表だけでなく、画像・広告・フォームにも影響が出やすくなります。よくある症状を原因別に確認しましょう。
| よくある症状 | 確認する項目 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| 背景は広がるが本文も横に長い | グループの「ワイドにする」・本文幅 | 背景と中身を別の幅で設計する |
| ページの右側に空白・横スクロール | 固定幅画像・表・余白・100vw指定 | 要素をレスポンシブ化し、原因箇所を個別修正 |
| ヘッダーが消えた | LPレイアウトの仕様とトップ設定 | 表示する要素・別の導線を検討 |
| タイトルやカテゴリが残る | 出力要素と個別CSS | 必要なページだけ表示制御する |
| グループ間に余白が残る | 「ブロック下の余白」 | 連結したい部分を0にして調整 |
| 目次が重複・CTAに重なる | すごいもくじ等の自動挿入設定 | 必要なページで自動目次を停止 |
| 管理画面と公開側が違う | プレビューとキャッシュ | 公開側の画面で判断・キャッシュを確認 |
特に注意したいのは「100vw」の横はみ出し
独自CSSで要素にwidth:100vwを使うと、スクロールバーの幅や親要素の位置によって、端がはみ出す場合があります。WPのブロックやテーマ側のワイド化機能を優先し、独自CSSで画面幅を計算する場合は実際の表示を確認することをおすすめします。
CSSの競合はページ単位で切り分ける
WordPressテーマの見出し装飾、追加CSS、Gutenbergのブロックスタイル、目次プラグインが重なると、想定外の色や余白になることがあります。全体のCSSを一気に変えるのではなく、どの要素にどのスタイルが当たっているかを確認して修正しましょう。
全幅デザインを公開する前の確認ポイント|スマホ・速度・SEO
LPワイドは主にPCで背景を広げる機能です。しかし、実際に訪問する読者の画面はスマートフォンかもしれません。PCで迫力があっても、スマホで読めなければ意味がありません。
大きい画面でも本文行が長くなり過ぎないか。背景色の切り替え、写真、ヘッダーとCTAのバランスを確認します。
見出しの折り返し、余白、画像の縮小、ボタンの押しやすさ、横スクロールがないかを確認します。
- ✓ページ全体に不要な横スクロールがない
- ✓ファーストビューでサービス内容が伝わる
- ✓画像や動画で大幅に読み込みを妨げていない
- ✓CTAと問い合わせ先のリンクが機能する
- ✓タイトル・H1・見出し・パンくず・内部リンクが整っている
- ✓自動挿入目次と独自目次が重複していない
- ✓プレビューと公開側の両方で確認した
ページの見た目を全幅化しただけで検索順位が上がるわけではありません。Google検索から訪問した方が求める内容にすぐたどり着き、次の行動まで迷わない構成にすることが重要です。
LPワイドが向いているページは?EXを選ぶべき人も整理
LPワイドの価値が出るのは、画面いっぱいの背景や写真に意味があるページです。必ずしもブログの全記事をワイド化する必要はありません。
| ページの種類 | LPワイドとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 制作サービス紹介・会社案内 | ◎ | 特徴、実績、相談CTAを帯ごとに整理しやすい |
| 商品・講座・キャンペーンLP | ◎ | ファーストビューや申込導線を強調しやすい |
| サイトのトップページ | ◎ | 情報の入口を視覚的に整理できる |
| 文字中心のSEO解説記事 | △ | 文章中心なら通常1カラムの方が読みやすい場合がある |
| 商品比較表の多い記事 | △ | 表だけ横スクロールにするなど別の対策でも十分 |
はまちゃんねるではAFFINGER7 EXを使い、公開記事で比較表・図解・CTAを組み合わせています。ただし、それらのすべてがLPワイドやEX専用機能だけで実現しているわけではありません。通常記事を読みやすく整える設計と、個別LPで全幅背景を使う設計は、目的に合わせて選び分けるのがおすすめです。
通常版にもトップページのLPワイド機能があります。まずブログの基本機能や記事制作を優先する選び方が合理的です。
サービス別・キャンペーン別に固定ページを作るなら、EXの個別LPワイド設定が選択肢になります。
購入前にEX環境セットの内容と注意点も確認してみてください。
個別LPのレイアウトも作り込みたいなら
EX環境セットにはテーマ以外の関連ツールも含まれています。自分のサイトで必要な機能を確認し、通常版との違いを比較したうえで選びましょう。
AFFINGER7 EX環境セットを確認する →商品内容・価格・提供条件は購入画面でご確認ください。
AFFINGER7 EXのLPワイドでよくある質問
トップページのLPワイド化はAFFINGER7通常版でも利用できます。投稿や固定ページを個別に「LP化(ワイド)する」機能はEX版向けです。
EX版で個別のページを変更する場合、編集画面の「カラム変更」から「LP化(ワイド)する」を選択します。サイト全体やトップページの設定は「テーマ管理」内にあります。
セクションをグループブロックにまとめ、「ワイドにする」の設定を確認してください。編集画面で変化が分かりにくい場合は、実際のプレビューを確認します。
はい。公式マニュアルでは、グループブロックの「ワイドにする」により背景を広げつつ、コンテンツを指定幅に収める方法が案内されています。
LPレイアウトは一部の要素を非表示にする仕様です。トップページにはLP時にheaderエリアを表示する設定が案内されています。個別ページでは使用中のレイアウトと設定を確認してください。
可能です。公式マニュアルでは.st-lp-wide内のタイトル・カテゴリをCSSで非表示にする例が公開されています。ただし、ほかのLPにも影響しないよう設定範囲を確認してください。
レイアウトの変更だけで検索順位が上がるわけではありません。読みやすさ、画像の軽さ、見出し構造、内部リンク、ページ内容が検索意図に合っていることなどを優先しましょう。
カスタムHTML・CSSで全幅に見えるレイアウトを作ることはできますが、テーマの「LP化(ワイド)する」とは別の実装です。テーマ側の幅制限や他のCSSとの干渉を確認する必要があります。
いいえ。サービス紹介やキャンペーンなど、背景の切り替えに意味があるページから使う方法がおすすめです。文字中心の記事は通常の1カラムの方が読みやすい場合があります。
併用は設定によりますが、目次が想定外の位置に表示されたり、独自目次と重複したりする場合があります。専用の目次を作るページでは、プラグイン側の自動挿入設定も確認してください。
設定名称や基本操作は、AFFINGER公式「1カラム及びLP、LPワイド化(β)カラムについて」、公式「トップページを1カラム(LPワイド)にする」を参考にしています。テーマの更新によって表示項目が変わる場合は、現在の管理画面と公式マニュアルを確認してください。
LPワイドは「画面いっぱいの背景」と「読みやすい本文幅」を両立させよう
AFFINGER7 EXのLPワイドは、固定ページなどを使ったサービス紹介・キャンペーンページを見せたいときに役立つ機能です。個別の投稿・固定ページは「LP化(ワイド)する」を選び、グループブロックの「ワイドにする」を使って、帯状の背景と本文幅を整理します。
通常版でもトップページのLPワイドには対応しています。EXを検討するなら、個別ページをワイド化する機会がどれくらいあるかを判断材料にするとよいでしょう。
最初は1ページだけ下書きで作り、PC・スマートフォンの表示と問い合わせ導線を確かめる。見た目の迫力と使いやすさを両立させることが、長く運用できるLPづくりの基本です。