WordPressの費用と手順を解説
「ホームページは自分で作れる?」「開業したばかりなので費用を抑えたい」「何を載せれば問い合わせにつながる?」
私自身、エックスサーバーとAFFINGER7 EXを使ってサイトを運営し、ホームページ制作にも携わっています。今回は、個人事業主が無理なく自作するための費用・作業手順・公開後の集客を順番に整理しました。
お店や個人のサービスを調べるとき、SNSだけでなく公式ホームページも確認する方は少なくありません。営業時間やサービス内容、料金、実績、連絡先がまとまっていると、相談前の不安を減らせます。とはいえ、最初から凝ったサイトを作る必要はありません。
個人事業主のホームページは、WordPressとレンタルサーバーを組み合わせれば自分で制作できます。 小規模な事業サイトなら、まずは無料テーマで必要な5〜7ページを用意する方法が現実的です。費用はサーバー代が中心で、独自ドメインの無料特典を使える場合は維持費を抑えられます。
個人事業主がホームページを作る前に決めたい3つのこと
WordPressを開く前に、まずは「ホームページで何をしてほしいか」を整理しましょう。美容室や整体院なら予約、工務店なら施工相談、講師・コンサルタントなら問い合わせなど、事業によって必要な導線が違います。
SNSのプロフィール代わりなのか、検索から新しいお客様を集めたいのか。最初に一つ優先順位を決めます。
「誰でも歓迎」よりも、対応エリア・サービス内容・得意な依頼が具体的な方が伝わります。
営業時間や価格変更を自分で直せる形に。更新が難しい場合はページ数を減らして管理します。
電話・予約フォーム・メールなど、業種に合う連絡手段を設けます。
「おしゃれなデザイン」から作り始めると、サービス内容や問い合わせ先が後回しになりがちです。先に掲載情報を書き出すだけでも、制作途中の迷いを減らせます。
ホームページは自作と制作会社への依頼、どちらが向いている?
費用を優先するなら自作は魅力的ですが、制作作業に時間を使うことにもコストがあります。事業を始めたばかりでも、予約導線や文章づくりが重要なら、一部だけ外注する選択肢もあります。
| 比較項目 | WordPressで自作 | 制作会社に依頼 |
|---|---|---|
| 初期費用 | サーバー・ドメイン・必要に応じテーマ代 | 依頼内容・ページ数によって大きく変わる |
| 作業時間 | 文章・写真・デザインを自分で用意 | ヒアリング・資料準備・確認作業が必要 |
| 修正の自由度 | WordPressの操作を覚えれば自分で更新可能 | 契約内容により追加費用や依頼が必要 |
| デザインの品質 | テーマと自身のスキルに左右される | 構成・デザイン・導線を任せやすい |
| 向いているケース | ページ数が少ない・費用を抑えたい | 開業期限が近い・重要な集客導線がある |
まず自作して必要な部分だけ相談する、という進め方でも十分です。 テキストや写真を自分で準備できるなら、その分だけ外注時のやり取りもスムーズになります。
WordPressホームページの初期費用はいくら?1年・3年を比較
WordPressのソフトウェア自体は無料で利用できます。実際に費用がかかるのは、サイトを設置するレンタルサーバー、必要な独自ドメイン、有料テーマや有料サービスなどです。
ここではエックスサーバー「スタンダード」の通常料金で試算します。キャンペーン割引やキャッシュバックは含めません。2026年11月4日時点で確認できる通常価格は、12か月契約が月額換算1,100円、36か月契約が月額換算990円(税込)です。支払いは契約期間分の一括前払いとなります。
| 費用項目 | 無料テーマで自作 | AFFINGER7通常版を使う場合 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 0円 | 0円 |
| テーマ代 | 0円(無料テーマ利用) | 14,800円(税込)/買い切り |
| サーバー 12か月 | 13,200円(税込) | 13,200円(税込) |
| ドメイン | 無料特典適用なら0円 | 無料特典適用なら0円 |
| 1年目の支払合計 | 13,200円 | 28,000円 |
| 36か月一括契約の支払合計 | 35,640円 | 50,440円 |
※エックスサーバーのスタンダード通常料金、1サイト、ドメイン永久無料特典の条件を満たす場合のモデル試算です。写真素材・ロゴ制作・有料プラグイン・外注費・税務処理などは含みません。料金は変更される場合があります。
1年間のサーバー代を一括払い。月額換算1,100円。
3年間のサーバー代を一括払い。月額換算990円。
3年間運営するなら、12か月更新と36か月契約のどちらが安い?
12か月契約を同じ通常料金で3回更新すると39,600円。一方、36か月契約なら35,640円です。この仮定では36か月契約が3,960円安くなります。 ただし、3年使うか分からない場合は、途中で使わなくなる可能性も含めて判断してください。
独自ドメインは毎年別料金?
エックスサーバーには、条件を満たす契約で対象ドメインの取得・更新料金を無料にできる「独自ドメイン永久無料特典」があります。ただし、無料なのは原則としてサーバー契約が続いている間です。対象や申請条件は独自ドメイン永久無料特典の解説記事にまとめています。
サーバーの契約期間を詳しく比べたい方には、私がまとめた12・24・36か月の料金比較もご参考ください。
無料テーマで十分?AFFINGER7を使うべき?
ホームページを開設するだけなら、有料テーマは必須ではありません。無料テーマのLightningなどでも事業サイトを制作できます。まず無料で公開し、デザインや集客の改善を進めたくなった段階で有料テーマを検討する方法もあります。
Lightningなど。料金を抑えて会社・店舗情報や問い合わせページを作りたい場合に。
AFFINGER7など。記事発信や導線改善、細かなデザイン調整も続ける場合に。
私ははまちゃんねるでAFFINGER7 EXを使っています。実際の運用では、テーマの設定だけでなく独自HTML/CSSも組み合わせてページを整えています。
サービス紹介に加え、ブログや比較記事で情報発信する方なら候補になります。細かな設定に時間をかけたくない方は、無料テーマから始めても問題ありません。
AFFINGER7通常版の内容を確認する販売価格・サポート条件などは購入ページで確認してください。
使い勝手や注意点を知りたい方には、私が実際に使っているAFFINGER7のレビューもご参考ください。
個人事業主のホームページに必要な5〜7ページ
事業サイトで大切なのはページ数ではなく、初めて訪れた人の疑問に答えられることです。最初は5〜7ページ程度を目安に、サービスが増えたら追加する構成が管理しやすいでしょう。
| ページ | 載せる内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| トップページ | 誰に何を提供するか、強み、問い合わせボタン | 必須 |
| サービス・メニュー | 提供内容、対象者、対応範囲、依頼の流れ | 必須 |
| 料金・プラン | 目安金額、含まれる内容、追加費用が発生する条件 | 高 |
| 事業者情報 | 屋号、代表者、営業日、所在地・対応エリア、事業内容 | 必須 |
| 実績・お客様の声 | 事例写真、サービスの様子、掲載許諾済みの声 | あると有効 |
| 問い合わせ・予約 | 電話、メール、フォーム、返信の目安 | 必須 |
| プライバシーポリシー | 取得する個人情報、利用目的、管理と問い合わせ窓口 | 重要 |
事業内容によって追加の表示が必要です。 ネット販売や特定のサービスでは、特定商取引法に基づく表示などの要否を別途確認してください。すべての個人事業主に同じ表示義務があるわけではありません。
所在地を公開しにくい個人事業では、対応地域・連絡先・運営者情報の伝え方を検討しましょう。実績やお客様の声は、許可を得たものだけを掲載してください。
エックスサーバーでWordPressホームページを作る7つの手順
初めてWordPressを設置する場合、エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」を使うと、サーバー契約・ドメイン設定・WordPressのインストール・SSL設定などをまとめて進められます。
契約時の注意点:クイックスタートには10日間の無料お試しがありません。申し込み時に支払いが発生します。先に管理画面を試したい場合は、クイックスタートを利用しない通常申込による10日間無料お試しも検討してください。
STEP 1|サイトの目的と屋号・ドメイン名を決める
例として「屋号+地域」「提供サービス+屋号」など、覚えやすく入力しやすい独自ドメインを検討します。取得したドメイン名はあとから気軽に変えられないため、事業名の表記も確認してください。
STEP 2|エックスサーバーでスタンダードプランを選ぶ
はじめての小規模な事業ホームページなら、まずスタンダードを比較候補にします。複数サイトや特殊な処理が必要でなければ、上位プランが必須とは限りません。
STEP 3|WordPressクイックスタートを選択する
新規申し込みフォームで利用を選びます。すでにエックスサーバーを契約している場合は通常の「WordPress簡単インストール」等を利用してください。
STEP 4|契約期間と独自ドメインを指定する
12か月・24か月・36か月など、支払総額と継続予定を見て選びます。独自ドメイン永久無料特典は契約期間・自動更新など適用条件を満たすか確認してください。
STEP 5|WordPress情報とテーマを登録する
サイト名、WordPressユーザー名、ログインパスワード、メールアドレスを設定します。初期テーマは無料のものでも問題ありません。パスワードの使い回しは避けます。
STEP 6|申し込みと決済を完了し、管理画面へ入る
登録情報を確認して支払います。設定完了後、管理画面へログインし、サイトがHTTPSで開けるか確認します。クイックスタートでは無料お試しは使えません。
STEP 7|ページ・メニュー・問い合わせを作成して公開する
固定ページでサービス・料金・事業者情報・問い合わせを作ります。見出しや画像の表示、フォームの送信テスト、スマホでの操作を確認してから公開します。
WordPressを使うためのサーバーを準備する
スタンダードの料金と独自ドメイン無料特典の条件を確認し、無理のない契約期間を選んでください。
お申し込み前に、最新料金とクイックスタートの注意事項をご確認ください。
具体的な申込画面は、エックスサーバー公式のWordPressクイックスタート解説でも確認できます。
WordPressでトップページを作る方法|構成例と配置
WordPressの「固定ページ」でトップページを作り、サイトの表示設定でそのページをホームとして指定します。見た目を先に整えるより、必要な説明と問い合わせボタンを上から順番に並べると、訪問者が迷いにくくなります。
ファーストビューには「誰向け・何のサービス・次の行動」を
たとえば清掃サービスなら「沖縄県南部の住宅・店舗清掃」「見積り相談」「対応エリア」のように、訪問者が短時間で内容を判断できる情報が役立ちます。地域・業種・実際の提供条件に合わせて書きましょう。
WordPressで行う主な操作
「サービス」「料金」「問い合わせ」など、更新頻度が低い内容を作成します。
1つの大見出しにつき1つの話題を意識して、内容を読みやすくまとめます。
上部メニューから、サービス・料金・問い合わせへすぐ移動できるようにします。
「設定」→「表示設定」で固定ページをホームページに指定します。
実際のサービス写真を使用する場合は、他社サイトの画像を無断転載せず、自分で撮影したものや適切な利用許諾があるものを使いましょう。
作って終わりにしない|SEOと問い合わせ導線を整える
ホームページを公開しても、すぐに検索から問い合わせが来るとは限りません。自分の事業を探している人が使う言葉を、必要なページに自然に含めることが基本です。
検索キーワードは「業種×地域×悩み」で考える
たとえば「沖縄 出張カメラマン」や「那覇 エアコンクリーニング」のように、提供サービスと対象地域を組み合わせる方法があります。実際に対応していない地域名を大量に並べるのは避け、仕事内容や作業範囲を具体的に伝えましょう。
Googleビジネスプロフィールも必要に応じて活用
来店型店舗や対象条件に合う訪問サービス業では、Googleビジネスプロフィールの整備も有効です。住所・営業時間・サービス内容がサイトの記載と整合するようにしましょう。対象外の業態では作成できない場合があります。
問い合わせフォームは「項目を増やしすぎない」
名前、連絡先、相談内容など、必要最低限の項目から検討します。メールが届かないトラブルを防ぐため、実際に送信して受信できるかを公開前に必ず確認します。
WordPress公開後に必要な保守・セキュリティ
自作サイトは公開後の運営も自分で管理します。WordPress本体・テーマ・プラグインの更新、バックアップ、問い合わせメールの不達確認を放置しないことが重要です。
更新通知、バックアップ、リンク切れ、問い合わせ送受信、表示速度を確認。
テーマ・プラグイン更新後は、スマホ表示や予約・問い合わせの動作を確認。
エックスサーバーには無料独自SSL、バックアップやWAFなどの機能がありますが、サーバー側の対策だけですべての不具合が防げるわけではありません。ログイン情報の管理、必要な更新、バックアップからの復元方法の把握も欠かせません。
個人事業主が自作で失敗しやすい5つのポイント
見た目を作り込んでも、誰向けのサービスか・何を頼めるかが分からないと問い合わせにつながりにくくなります。
料金を確定できない仕事でも、見積りの基準や最低料金、追加費用の条件を示すと比較しやすくなります。
運営者、所在地・対応エリア、サービス写真、実績など、判断に必要な情報を用意します。
必要性を確認せず増やすと、更新管理や相性確認の負担が増えます。
問い合わせ先のリンク、通知メール、スマホ画面、画像の表示を実際にテストしましょう。
「ホームページさえ作れば自動的に集客できる」という考え方は危険です。 公開後にページを改善し、サービス内容や実例を更新することが必要です。
自作が難しい場合は、必要な部分だけ制作を依頼する方法も
「WordPressは開設できたけれど、トップページがうまく作れない」「スマホで崩れる」「問い合わせフォームが動かない」など、途中で詰まることもあります。初期の文章や写真を自分で準備し、デザイン・公開前チェック・フォームだけ相談する方法なら、費用と作業範囲を整理しやすくなります。
はまちゃんねるでもWordPressを使ったホームページ制作・リニューアルについて相談を受け付けています。自作するか、どこまで頼むか迷っている段階でも、必要な作業を整理してから判断していただけます。
ホームページの制作・改善について相談する
開業時のサイト制作、デザインの調整、問い合わせ導線の改善など、現在の状況をお知らせください。
はまちゃんねるの無料相談ページを見るご相談内容に応じて、対応範囲や費用の案内を行います。
個人事業主のWordPressホームページ制作でよくある質問
はい。レンタルサーバーとドメインを用意し、WordPressでページを作成すれば公開できます。ただし、文章や写真、問い合わせフォームの準備と公開後の管理は必要です。
エックスサーバーのスタンダード12か月契約の通常料金を使い、無料テーマ・独自ドメイン無料特典の条件を満たす場合は、モデルケースで13,200円(税込)です。有料テーマや制作を外注する場合は追加費用が発生します。
WordPress本体は無料ですが、サーバー代などは必要です。エックスサーバーは月額換算で表示していても、契約期間分を一括前払いします。
無料特典の条件を満たし、対象のサーバー契約を継続している間は無料にできる仕組みです。解約後や他社移管時には条件が変わります。
決まったページ数はありません。最初はトップ・サービス・料金・事業者情報・問い合わせ・プライバシーポリシーなどから整えると、情報が探しやすくなります。
問題ありません。無料テーマでも基本的な事業サイトは作れます。デザインや記事発信・改善の自由度を高めたい場合に有料テーマを比較してください。
必須ではありません。最初は無料テーマやAFFINGER7通常版で足りる場合もあります。EX環境セットは必要な追加機能と予算を考えて検討してください。
いいえ。公開直後の検索順位は保証できません。検索する人が知りたい情報をそろえ、地域・サービス・実績などを正確に掲載し、継続して改善することが大切です。
SNSで十分な場合もありますが、料金・サービス・事業者情報を整理して伝えたいならホームページが便利です。SNSと公式サイトを役割分担させる方法もあります。
依頼先の対応範囲によります。はまちゃんねるでも、WordPressサイトの制作・リニューアルなどを相談いただけます。既存サイトの状態や希望する修正内容を伝えてください。
まずは必要なページを作り、公開後に改善しよう
個人事業主のホームページは、WordPressとレンタルサーバーを利用すれば自分で制作できます。最初から高額なテーマや凝った仕掛けを導入する必要はありません。
料金・サービス内容・事業者情報・問い合わせ方法をきちんと揃え、スマートフォンで見やすく、必要なときに自分で更新できるサイトを目指しましょう。
エックスサーバーのスタンダードなら、通常料金で12か月13,200円、36か月35,640円(税込・一括前払い)が一つの目安です。長く使う予定と初期の支払額を比較し、無理のない期間を選んでください。
私はエックスサーバーとAFFINGER7 EXを実際に使っていますが、道具を揃えること以上に「誰に何を伝えるホームページか」を明確にすることを重視しています。
ホームページの土台となるサーバーを選ぶ
初めての方は、スタンダードの料金とWordPressクイックスタートの条件を確認してから進めてください。
エックスサーバー最新価格・契約期間・独自ドメイン特典は申込画面でご確認ください。