誰しも耳にする『住宅ローンのボーナス払い』ですがメリットを凌ぐほどのデメリットがある事をご存知ですか?
すでにボーナス払いで契約してしまっている方は、この記事を読み終える頃には変更したくなると思います。あなた自身やご家族のため一度真剣に考えてみませんか。完済後の総利息額は数百万円の差があることも。
2020年に新築一戸建てを購入した筆者が解説します。
結論、ボーナス払いは設定せずに『期間短縮型の繰り上げ返済』を行う事をおすすめします。冒頭でお話した総利息額が大きく変わってしまいます。
目次
まず住宅ローンにおけるボーナス払いとは?
毎月の返済額にプラスして1年間に2回ボーナスで返済することを言います。
ただし厳密には『毎月の返済+ボーナス払い』となる為、ボーナス併用払いと表現するのが正しいです。
ボーナス払い時に多く払う分、毎月の返済額を抑えることができるというメリットがあります。
ボーナス払いのメリット
上記のようにボーナス時に多く支払う分、毎月の返済額を抑えることができます。また毎月の返済額が下がることで審査へ有利に働くケースもあるようです。
しかし、一見いいように思えてしまいますがボーナス払いは総支払額が多くなってしまいます。実は利息を多く支払っているんです。衝撃ですよね。
ボーナス払いのデメリット
ボーナス払いのために多くのお金が消えてしまう事。長い人生いつ何が起きるか本当にわかりません。何か病気やケガをしてしまった、車が故障してしまったなど突発的な出費でダメージを食らうことも。お金の自由が効きづらいといえるでしょう。
ちなみに私は現在30歳ですが2度の入院と手術を経験しています汗
また、コロナ禍を取り巻く不安定な経済情勢などボーナスが支払われないリスクもあります。
繰り上げ返済を行いましょう
繰り上げ返済を行うことで住宅ローンの期間や毎月の返済額を抑える事ができます。今の時代、住宅ローンが借りられる金利がいくら低いからと言っても大きな利息軽減効果があるためオススメです。ボーナス払いと違って高い利息を払う必要はありません。
また繰り上げ返済は自分の好きなタイミングで返済ができ、返済額も自分で自由に設定できることが多いです。その為、ボーナス払いよりもお金の自由度が高くその時の家庭状況にあわせて『やる・やらない』を選択できることもメリットと言えるでしょう。
繰り上げ返済には2つ種類があります。
返済額軽減型
毎月の返済額を抑えることができますが支払い期間は固定となります。変動金利の住宅ローンを選択された場合、その金利上昇に備えたい方などにおすすめです。しかし、期間短縮型の繰り上げ返済に比べ利息軽減効果は低くなってしまいます。
期間短縮型
支払い期間が短くなり、総支払額が減ります。早く住宅ローンから開放されたい方はこちらになります。総支払額も抑えられ利息軽減効果は返済額短縮型の2倍になるケースもあり数百万円の差が出る事もあります。
まとめ
住宅ローンの返済はやり方次第で結果は大きく変わってしまいます。この記事では利息の軽減効果の高い期間短縮型の繰り上げ返済をおすすめしています。ですがその人のライフプランに合ったベストな選択があります。ご参考頂けると幸いです。
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