老後の年金問題や増税、物価上昇の懸念から副業収入や不労所得に興味のある方はかなり多いのではないでしょうか。
そこで不動産投資(マンション投資)に向いている人の特徴や環境を調べてみました。
もちろん投資物件の立地等にもよりますが結論、実家を継ぐ事ができる20代から30代の方はおすすめできそうです。
この記事を読んでほしい人
- 平均的な収入の自分でも不動産投資をしても良いか悩んでいる
実際に将来の老後資金のために今後発展が見込める地域に新築マンションを購入した28歳のご夫婦にお話を伺いました。
なぜ老後資金が必要なのか?
金融庁の発表で老後2,000万円問題が大きなニュースになりましたよね。
老後にそんなに資金がかかるなんて…今の生活でも大変なのに貯金できるか心配!と思った方も多いはず。次の資料によると
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」
老後2,000万円問題
- 老後に夫婦満足する生活を送るには年金だけでは足りず毎月5万円ほど貯金から取り崩す
- 単純計算で10年で600万円、20年で1,200万円、30年で1,800万円
- なので「2,000万円くらいは貯蓄がないと満足な生活は送れませんよ」と言っている訳です。
ここで言う満足な生活ってなんだろう?って疑問に思いますよね。
下も確認してみてください。
家計調査
- 家計調査(家計収支編)平成29年(2017年)」における高齢無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均的な実収入209,198円に対して、消費支出と非消費支出の合計が235,477円 + 28,240円=263,717円(一部引用)
収入より支出が多いんだから節約したりするんじゃないの?
疑問に思いますよね?しかし自分がおじいちゃん、おばあちゃんになった時を想像してみてください。
可愛い孫にせがまれておもちゃ買ってあげたくないですか?お祝い事や入学、卒業で贈り物渡したい。夫婦で旅行も良いけど、現役時代は頑張ったしゆっくり一人旅なんて素敵ですよね?みなさんきっとそんな思いに駆られると思うんです。
幸せの価値観はお金では計れませんが人生の終着駅で、思うがままやりたいことを謳歌する、孫を可愛がりたい、ゆっくりしたいならある程度まとまった老後資金が必要と言えそうです。
もちろん、私はそんな贅沢は言わないから節約しながら普通の生活でも良い!と思うのは自由ですが可愛いお孫さん、やっと自由になった老後を前に心の底からホントにそう思えますでしょうか?そうでないなら今からでも対策していきましょう!
まずは節約して生活資金の見直しをしたい方はこちらの記事でも詳しく解説しています。
▶何も変えずに年間10万円節約する方法。追加のお金は一切かかりません
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不動産投資を始めた友人に聞いてみた
不動産を購入した友人に話を伺うことができましたのでモデルケースとして参考にしてみてください。
どんな人?
- 28歳男性 既婚 サラリーマン 年収450万程度
- 妻 看護師 年収不明300万〜
- 子ども2人をこれから出産予定
20から30代の日本の平均世帯年収は600万円程度です。奥さんの年収は不明ですが看護師さんなので最低でも300万円以上はあるためこの家庭の世帯年収は約750〜800万円はある中々のパワーカップルということが分かります。
しかし、今後双子の出産予定があり夫婦共に1年間の育休・産休を取得する予定とのことで資金繰りに不満を抱いていました。
なぜ不動産投資を始めようと思ったか?
なぜ若くして不動産投資(マンション投資)を始めようと思ったか単刀直入に聞いてみました。
理由は以下の4点。
投資する理由
- 老後資金の不安
- 価値の上がるマンション(立地)である
- 夫婦ともに実家を譲り受ける予定がある
- 夫婦ともに安定した収入がある
- 20〜30代と若い
老後資金の不安
やはり老後に対する見通しが不安と話していました。今後は企業や年金に頼らない個人で稼ぐ力が必要と語る彼はもう父の顔になっていました。
働ける年齢は上がり続けるので働けるうちは働きたい。しかし、いつ体を壊し収入がなくなるか分からない。そのためにできる対策は今のうちに行うのだそう。双子が生まれると夫婦ともに1年間の産休育休に入るためその間の資金が足りるかが不安と話すが今後の長い目で見たときにプラスになるためこの決断をしたそうです。
価値の上がるマンション(立地)である
地方都市に住む彼は、今後開発が期待される地域に3,000万円代の新築分譲マンションを住宅ローン35年で契約しました。審査は難なく通ったそう。
値引き交渉では300万円値切ったそう…「300万円まで下がれば今日即決します!」というような交渉術がうまいこと言ったそうです。すごいですよね。
近隣には大型商業施設が完成し、付近の道路も改良・整備され今後さらに発展や人工増加が見込まれる地域であることも大きな購入の理由だそうです。
夫婦ともに実家を譲り受ける予定がある
夫婦ともに実家が一戸建てであり、それぞれ譲り受ける予定があるそうです。
今後の資金計画についてはこう語っていました。
マンション投資でその物件に住みながらローンを払い、完済後にこの資産どう料理するかねー?と話し合いをする予定とのこと。
子育てが落ち着いたら実家のリフォーム資金をため始め、35年後のマンションのローン完済後に引っ越しマンションは賃貸もしくは売却を検討しているそう。
その後の価格上昇にもよるが賃貸マンションとする場合は老後資金としての利用、マンション売却の場合は実家のリフォーム資金調達できる。実家に住めば家賃は0円なので老後問題は一気に緩和される計画。
夫婦ともに安定した収入がある
友人夫婦の世帯年収は前述したとおり約750〜800万円です。日本の世帯年収から見てもかなり多い方になります。稼ぐ力をうまく投資に分配しているのが伺えます。
20〜30代と若い
若いということはそれだけ多くの時間があります。そのため住宅ローンを人生における早いタイミングで終えることができるメリットがあります。
デメリットとしてはある程度の頭金や稼ぐ力がないとローンを組めず審査に落ちるケースも見られます。
リスクを上手に抑え、将来だけでなく今の自分たちの生活向上にもなり堅実な方法で投資しているのが分かります。
まとめ 綿密な資金計画がいちばん大切!
実家、持ち家があり20〜30代と比較的若い世帯であれば不動産投資(マンション投資)はスムーズにできる事が分かりました。
夫婦のお話を伺って感じたことは、夫婦の経済状況や実家、持ち家の有無も大切ですが最も大切なのは夫婦でしっかりと話し合い若いうちから数十年後の資金計画が綿密に組まれていること。
二人が同じ目標に向かって協力し合っている事がとても印象に残りました。ぜひ参考にしてみて下さいね!
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