私は大学卒業し新卒採用の後に20代で正社員として2回の転職を経験しました。1回目の転職は大失敗でした。
しかし、現在はプロ野球の球団を持つほどの大企業に転職することができました。
転職で失敗だったNG行動やブラック企業の見極め方をご紹介します。これから転職を検討している方へ参考になれば嬉しいです。
実際に筆者が経験した失敗談やNG行動をご紹介。
この記事で伝えたいことは、転職する際にはいくつものチェックポイントがあります。特にブラックではないかチェックする事はとても大切です。
目次
筆者の経歴
まずは簡単な筆者の自己紹介をします。大層なスキルや経験を持っているわけではなく普通のFラン大学卒のサラリーマンです。
そんな筆者でも球団を持つほどの大企業に転職することができました。
めげずに継続して努力することで「安定」を掴みました。
転職で失敗だったNG行動・ブラック企業の見極め
では、失敗だったNG行動とブラックの見極め方をご紹介していきます。もし当てはまる方がいれば今一度良く考えてみましょう。
ほんの少し良い条件に飛びついた。
これが「ブラック企業」就職への全ての始まりでした。具体的にどういう事かと言うと提示された「基本給額」や「総支給額」が少し良いくらいでむやみに飛びつかず冷静に内訳を見る事です。
会社の提示したお給料は月19万円と記載がありましたが、実際にその内訳は以下の通りでした。
つまり基本給14万円の求人だった訳です。転職活動中の求人票には「月19万円」との記載しかなく、前職の基本給が13万円だった私はすぐに飛びついたのです。入社したあとに気づき本当に失敗した。と憔悴したのを覚えています。
よってボーナスは基本給の14万円を元に計算されるため賞与は雀の涙程度でした。税金を引かれると手元に残るのは10万円ちょっと。
さらにひどいのは社員の了承なしに老後資金として運用すべき「確定拠出年金」を毎月給料に上乗せし、低賃金を隠していたのです。あまりにひどい。
みなさんも同じことにならないように、お給料の内訳はしっかり確認しましょう。おそらく現在ここまでひどい求人はないと思われますが念のためチェックしておくことをオススメします。
企業側人事の高圧的な転職面接・面談
これは典型的とも言えますが、当時、低賃金で働いていた私はお金に目がくらみ思考回路が普通ではなかったと思います。「この会社に入れば人生変えられる!」と本気で思っていました。それは悪い意味で的中した形になってしまいましたね。
面接の際に、転職者の根性や切り替えし方を試すような高圧的な面接を行う企業は注意が必要です。
なぜなら、普段から社員にそのような態度で接している可能性が非常に高いからです。入社してからでは遅いので面接時にこの人の本性や質問の本当の意図を分析しましょう。
社内の一般社員たちの雰囲気・表情をチェック
実際に面接などで社内に入る機会があれば必ずチェックしましょう。
一般社員たちの「雰囲気はどうか重苦しくないか」・「風通しの良さ」・「話しやすい雰囲気か」などです。また余裕のない表情や追い詰められたような感じはないかなども確認します。
本当に良い会社であれば笑顔で向こうから気づいてくれ挨拶をしてくれるものです。
実際に私のブラック企業では、本社は節約のためと真っ昼間なのに電気が消され、総務や人事、その他のチームなど50名弱はオフィスにいましたが談笑する様子もなくそれぞれ静かにお弁当を食べていました。今考えればあの重苦しい空気は上司の重圧から来るものだったんだと理解できます。
人事の採用担当者がやたら優しい
これについてはかなり主観が入りますが、ブラック企業が故に人が採用できないため異常なまでに優しく接してきていたんだなと思いました。
まさに上げ膳据え膳状態でした。ただ当時は「入社できるかも!」「手ごたえあるぞ!」くらいにしか思っていませんでした。みなさまご注意ください。
残業時間や残業代に関する質問がチグハグな回答
人事の採用担当者との面談の中で私は月の残業時間や残業代の有無について質問をしました。
すると「残業時間は拠点や地域により異なり、まだ配属先が決まっていないためお伝えできない。残業代については上長の了承を取れば支給されます」とのこと。
残業時間については納得できましたが、「上長の了承」が気になりもう一度質問をぶつけました。
私「上長の了承が降りない場合はありますか?」
採用担当者「基本的に却下されることはありません」→見事に裏切られる事になります。
配属先での私の残業時間は月120時間オーバー。支払われた残業代はなんと「¥6,000」でした。確かに支払われているので却下はされていない。
しかしこれ。対会社との会話のやり取りとは思えませんよね?
曖昧で明言を避けるような回答であれば注意が必要かもしれません。
やたらと家族構成やプライベートな事を聞かれる
ブラック企業あるあるの有名な事のひとつです。通常であれば「趣味はなに?おーすごいねー!」や「兄弟何名?おぉ、たくさんいるんだねー!」などであれば正常な範囲ですがブラック企業はやたらと深堀りして聞いてきました。
家族構成や兄弟の年齢や障害の有無また今まで大きなケガ・病気・精神に問題はなかったのか。などです。
初めての転職活動だったため「こんなもんかな」と思っていましたが、今考えればありえないですよね。
まとめ ブラック企業は見極められる
ここまで読んでいただいた方はブラック企業を見極められそうな気がしませんか?
「こんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれません。
しかし、実際に「面接官と向かい合った時」、「今より好条件のお給料を提示された時」に果たして同じように冷静に判断できますでしょうか?意外と難しいかもしれません。
自身の人生を左右するかもしれない「転職」冷静にひとつひとつの物事に焦点を当てて、じっくり考えて行動しましょう。